君に触れたくて…
「言ったろ?お前から奪うって」
「だからどうやって」
「そうだな~」
「また…レイプか?」
「それもいいかもな」
気持ち悪い笑いを見せながら、色々と考えている先輩。
「お前、秋桜のこと好きじゃねぇのかよ!!」
「は?好きに決まってんだろ」
「好きな女レイプするとか、まじで可哀想な人間だな」
ボコッ
鈍い音が倉庫内に響いた。
俺は顔を思い切り殴られた。
「てめぇに何が分かる?!」
「なんも分かんねぇよ。ってか、分かりたくもねぇ」
秋桜…大丈夫か。
「絶対お前から奪ってやる」
ブーッブーッブーッ
俺のポケットに入っている携帯が、いきなり震え出した。