君に触れたくて…




「ふざけんな!秋桜に手ぇ出すんじゃねぇ!!」



「ははは(笑)口だけのお前に何ができる?縛られて、身動きも取れない。そんなお前に秋桜を守ることが出来るか?」



「………っ」



「情けねぇよなぁ。好きな女が目の前でレイプされるのを、助けることも出来ないなんてな」




神様…どうか…どうか…




「……お願いします、あいつを傷つけるのだけは止めてくれ」




俺は頭を下げた。



こいつに負けることは、死んでも嫌だ。



だけど…




「お前が秋桜と別れるなら、手出さねぇよ」




この理不尽な理由を…




「……わかった」




秋桜を守るためなんだ…




「別れるよ」



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