君に触れたくて…
「もうこの話は無し」
俺はお茶を一気に飲み干した。
「…ありがとう」
「なに謝ってんだよ、許した訳じゃねぇ」
「うん」
俺は皿を流し台に運んだ。
ドクン…
なに…
何なんだ、この感じ…
体が熱い。
呼吸が荒くなる。
「ハァハァ…」
どうした俺?
頭がボーッとして、思考が回らない。
「お…い」
「え…どうしたの?」
「体が…熱い」
「…え?熱あるんじゃない?」
美月が俺のおでこを触る。
ドクン…
なんだよ、これ…
「ハァハァ…」