君に触れたくて…
数分後、何人かの女がまたやってきた。
先輩達は喜んでいて、気分が沈んでいるのは、俺と近藤さんくらいだ。
近藤さんは彼女はいないものの、一途に想っている人がいる。
取引先の受付嬢なんだけど、美人で有名らしい。
俺は黙ってビールを飲んでいた。
先輩達は女と楽しそうに話している。
すると一人の女が俺の横に座った。
「こんばんは!横、お邪魔します!名前何て言うの?」
「…りおん」
「へぇー、理音とか珍しい名前!」
「………」
「何歳?」
「…17」
「え?タメじゃん」