君に触れたくて…
全ての始まりは、俺達がまた新しいスタートを切って、3ヶ月後のことだった。
「理音っ」
大学が休みで、秋桜は俺の家に泊まりにきていた。
「ねぇ今日どこか行こうよ」
「いいな」
俺達は準備をし、家を出た。
「今日の晩ご飯はぁー麻婆豆腐!!」
「やった」
そんなくだらない、他愛ない話で、俺は幸せを感じていた。
映画を見て、
ショッピングをして、
丁度お昼時になった時。
「なんか腹減らね?」
「じゃあ何か買って、公園で食べようよ」
「OK」
俺たちはコンビニでお弁当を買い、近くの公園のベンチに腰かけた。