君に触れたくて…




しばらくして救急車が到着し、秋桜は急いで搬送された。



俺も救急車に乗る。



救急隊員が何か言っていたが、俺は放心状態だった。




溢れる涙は止まらず、ただボーッと。




あの時、
俺がジュースを買いに行けば…



いや、
俺がジュースを買っていたら…



そもそも、
今日のデートをしなかったら…





あいつは…
……秋桜は…っ…




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