君に触れたくて…
ホストより、よっぽどましと思うけど…
話し合いの結果、二組はホストクラブ&メイド喫茶に決定。
「まじかよ…」
隣でりっちゃんが肩を落とす。
あたしだって嫌だ。
でも何気に担任もノッている。
「はぁ」
学園祭まで、あと1ヶ月。
「それでさ、ホストとメイドになったんだよ!」
「へぇ~楽しそうじゃん」
「あたし、嫌だよ…」
「秋桜のメイド姿みてぇ~」
「ゆき変態ー(笑)」
「俺さ」
「なに?」
いつになく、真剣な顔つきであたしを見るゆき。
「お前のこと、好きだから」
「…え」
突然の告白に、あたしの脳ミソはついていけない。