君に触れたくて…
「んだよ…今話中なんだけど」
「あっ、ごめんね」
知佳は清純系だ。
俺が初めての男らしい。
「放課後、化学準備室で待ってる」
「わかった」
知佳は早紀にはにかみ、その場を去った。
「で、話ってなんだよ」
「あれも…セレフ?」
「そうだけど…今さらどうしたよ?」
「あ…、あはは(笑)だよね!あたし、変だわ…」
早紀はバイバイと言い、
自分の教室に戻っていった。
俺は早紀の様子を変に思ったが、特に気にしなかった。