君に触れたくて…




「あんッ…はぁ…いい」



「ここかよ?オラ、もっと鳴け」


「あぁ…っ!理音…くん!」




知佳の卑猥な声が、準備室に響き渡る。



聞きたいのは…
俺が聞きたいのは…


お前の声じゃないのに……。




「はぁ…理音くん」



「なんだよ」



「中に出して?」



「嫌」



「…わかったよ」




知佳は俺にゴムをくれた。


なんで知佳が?

と不思議に思ったが、早く逝きたかった俺は、特に気にせずゴムをつけた。



「いくぞ」



腰を激しく振り、俺は絶頂を迎えた。




「はぁ…はぁ…理音くん…」



知佳が俺に抱きついてくる。


一瞬、むしずが走った。



なんだか、嫌な予感がする。
…気のせいか?



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