君に触れたくて…




俺はしがみついている知佳を引き離し、準備室を出た。



準備室を出ると、ゆきと秋桜が
一緒に帰って行くのが見えた。




「…っ」




胸がきゅーっと締め付けられる。



俺は今、女とヤってたんだぞ?


お前が好きで好きでたまらないのに、


ヤってる時だって、
頭にはお前のことしかないのに……



お前は……




俺を見てないんだな……………。




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