君に触れたくて…
「りっちゃん、メイド役するの?!」
「うん、面白そうだし」
意外だなぁ。
あたしは無理だな。
「おい!」
「はい?」
今誰か叫んだ?
「秋桜!」
この声は…
………理音。
「お前文化委員のくせにやんねぇのかよ」
「だ、だってしたくないし。第一似合わないでしょ」
「バカか?お前はこっちだ」
不意に掴まれた腕。
そこから理音の温もりが伝わる。
だめ…
ゆきを好きになるって決めたのに、
ドキドキしちゃダメだよ…。
思いとは裏腹に
あたしの心臓の鼓動は加速していく。
「決定な★」
まじで…(泣)