君に触れたくて…
「やめろって」
「いや!離さな~い」
はぁ…
「わかったわかった」
「本当に?!じゃぁ放課後音楽室ね!」
そして放課後―――
俺は早く事を終わらせたかった。
愛撫もそこそこに、濡れてもいない穴に無理矢理モノを突っ込む。
それでも女は快感の声を漏らす。
俺が聞きたいのは…
お前の声じゃない。
目を閉じると、そこには秋桜がいた。
なんて残酷なんだ。
秋桜を想いながら、他の女を抱いている俺。
まじで汚ねぇ。
忘れなきゃ、忘れなきゃと思うほどに
お前は俺から離れていかない。
むしろ近くなる。