君に触れたくて…




思わず見惚れてしまう。


はっ!ダメダメ!
仕事しなきゃ。



あたしはボーイの人たちに色々な手順を教えるために、隣の空き教室へ向かった。




「宮城さん!コップが足りないんだけど」



「えぇ?!どうしよう…」




いきなりとんでもない事を言われて、パニックになる。



どうしよう!




「調理室から借りればいいだろ」


「理音!」




そっか!
その手があった!




「ナイス!理音♪」




あたしは急いで調理室へ向かう。




「お邪魔しまーす…」



「誰もいねぇだろ」



「うわっ!!びっくりさせないでよ!」



「お前が勝手にびっくりしたんだろ」






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