君に触れたくて…




なんか…いやだな、この人たち。




「まぁまぁ座って」



「わっ!」




あたしは無理矢理真ん中に座らされた。


いきなりなんなのよ…




「メニューかして!」



「あ、どうぞ」




ここは我慢して!
売り上げ向上のために、我慢。




「俺ウーロン茶」



「俺もそれでいいや」



「俺もー」




俺も俺もうるさいなぁ。


あたしは俯いていた顔をあげ、よく3人を見てみる。



3人とも年齢は二十歳くらい。


だけど髭も生やしてて、なんだか気持ちわるい。



さっきからニヤニヤしながら見てくるし…



早く終わりたいよ。




「秋桜ちゃん可愛いね」



「一年だから16歳?若いー」





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