君に触れたくて…




あたしの右側の人たちが話すだけで、左側の人は一向に口を開こうとしない。



無愛想な人だなぁ…




「おい!聡っ!盛りあがろうぜ!こんな可愛い子いんのによぉ」



「あはは(笑)冗談うまいですね」



「本気♪メアド交換しよー」



え…




「それは…禁止なんで」



「なんで?大丈夫だよー」




絶対この人、しつこい!




「本当だめですから」



「なんでよぉー!ね♪秘密で」




はぁ…
どうやって断ればいいの?




「まじで可愛いよねー」




そう言いながらその男性は、あたしの太ももを触ってきた。





< 89 / 343 >

この作品をシェア

pagetop