月と太陽の事件簿16/さようならの向こう側
「この性格の人は、自分の創造した世界をリアルに体験できるという能力を持っている」
「つまりそれって」
「空想の世界を見たり触ったり、嗅いだりできるってことだ」
「超能力みたいなものかしら」
「霊感が強いって言った方が的確かもな」
幽霊は信じちゃいないがと達郎兄ちゃんは付け加えた。
あたしもそれは思った。
あくまで例えだろう。
「【夢見がちな性格】ってのは、人口の4パーセントはいると言われている。何人にひとりか計算してみろ、カホ」
おおっと、いきなり家庭教師モード。
あたしはあわてて計算した。
「25人にひとり?」
「そのとおり。じゃ日本全国では何人だ」
今度は必死に計算する。
「だいたい500万人ぐらいかな」
「そんなもんだろう」
「けっこう多いのね」
「そうだ。だから【夢見がちな性格】ってのは病気でも何でもない」
あくまでも【性格】か。
「短気やマイペースと同じってことね」
「つまりそれって」
「空想の世界を見たり触ったり、嗅いだりできるってことだ」
「超能力みたいなものかしら」
「霊感が強いって言った方が的確かもな」
幽霊は信じちゃいないがと達郎兄ちゃんは付け加えた。
あたしもそれは思った。
あくまで例えだろう。
「【夢見がちな性格】ってのは、人口の4パーセントはいると言われている。何人にひとりか計算してみろ、カホ」
おおっと、いきなり家庭教師モード。
あたしはあわてて計算した。
「25人にひとり?」
「そのとおり。じゃ日本全国では何人だ」
今度は必死に計算する。
「だいたい500万人ぐらいかな」
「そんなもんだろう」
「けっこう多いのね」
「そうだ。だから【夢見がちな性格】ってのは病気でも何でもない」
あくまでも【性格】か。
「短気やマイペースと同じってことね」