月と太陽の事件簿16/さようならの向こう側
「リアクション薄っ」
思わず叫んだあたしに向かって、達郎兄ちゃんの右手が再びのびる。
「部屋戻ったら勉強だ」
今度は長めに、鼻をつままれた。
思わず叫んだあたしに向かって、達郎兄ちゃんの右手が再びのびる。
「部屋戻ったら勉強だ」
今度は長めに、鼻をつままれた。