君の左のポケットで~Now&Forever~
頬に触れるレンの、髪。
レンの、匂い。
いつもより、長い、キス。
「ヤバイ」
「…レン?」
「寝る」
「?」
「おやすみ、ナナ」
「…? おやすみ」
レンは立ち上がり、そそっとソファに向かってしまう。
はあ……
「レン、ユウ君に明日、借りる」
「は?」
「DVD。勉強する」
「…あほ。冗談だって。あんなの見たら、お前余計びっくりするわ」
「でも…勉強…」
・
・
・
・
「オレが教えるから」
「え?」
「そのうちな」
「…はぁぃ」
「おやすみ」
「おやすみ」
もうちょっと待たなきゃいけないみたい。
近いうちに、その気にさせてやるんだから!
……なんて、わたしはよくわかりもしないのに、ココロの中で叫んでみる。
レン。
早く。
教えてよね。
レンの、匂い。
いつもより、長い、キス。
「ヤバイ」
「…レン?」
「寝る」
「?」
「おやすみ、ナナ」
「…? おやすみ」
レンは立ち上がり、そそっとソファに向かってしまう。
はあ……
「レン、ユウ君に明日、借りる」
「は?」
「DVD。勉強する」
「…あほ。冗談だって。あんなの見たら、お前余計びっくりするわ」
「でも…勉強…」
・
・
・
・
「オレが教えるから」
「え?」
「そのうちな」
「…はぁぃ」
「おやすみ」
「おやすみ」
もうちょっと待たなきゃいけないみたい。
近いうちに、その気にさせてやるんだから!
……なんて、わたしはよくわかりもしないのに、ココロの中で叫んでみる。
レン。
早く。
教えてよね。