君の左のポケットで~Now&Forever~
15.言葉にできないほど
レンが22歳になって、公園から手をつないで部屋に戻って。
ソファに腰掛けたレンは言った。
「ところでさ、ナナの誕生日っていつ?」
わたしはもちろん…「わかんない」って応えるしかなくて、
「レンと一緒でいい」と言いかけたときに、先にレンが言ってくれた。
「じゃ、オレと同じ日でいいな」
「うん」
「で、何歳?」
「…たぶん、18か…製造年を考えて…19…」
わたしが、もにょもにょしてたら、レンは不思議そうな、また呆れたような顔をして言った。
「じゃ、19歳にしとくか。あと1年で、一応大人になれるしな」
……というわけで、わたしは19歳になって。
でもやっぱり…未成年。
お酒も、まだ無理…か。
お世話になります…レン。
ソファに腰掛けたレンは言った。
「ところでさ、ナナの誕生日っていつ?」
わたしはもちろん…「わかんない」って応えるしかなくて、
「レンと一緒でいい」と言いかけたときに、先にレンが言ってくれた。
「じゃ、オレと同じ日でいいな」
「うん」
「で、何歳?」
「…たぶん、18か…製造年を考えて…19…」
わたしが、もにょもにょしてたら、レンは不思議そうな、また呆れたような顔をして言った。
「じゃ、19歳にしとくか。あと1年で、一応大人になれるしな」
……というわけで、わたしは19歳になって。
でもやっぱり…未成年。
お酒も、まだ無理…か。
お世話になります…レン。