白雪姫?
3
女王様はひとまず、物売りに変装して白雪姫に近付こうと考えました。
「へぇ、物売りに。
ところで、何をお売りになる気ですか?」
「うむ、手始めに、金銀財宝を…
「ストップストーップ!!
物売りが金銀財宝売りますか?
普通はもっと安くて役に立つものですよ。」
「むむ…、金銀財宝は役に立たぬと…?」
「少なくとも森の中では邪魔なだけです。」
鏡のマトモな意見に、今回ばかりは女王様も了解しました。
「ふむ…、安くて役に立つものか…。
何が良い?やはり馬車とかドレス…
「一度金持ち路線から外れましょう、女王様。」