青い空ピンクの心
「んじゃまず、自己紹介から~」
そうゆうの友達の朝真 陸斗が言ったら皆次々と自己紹介をした。
なんとなくあたしが思うには、皆ゆうを見てほっぺを赤く染めている
気がする・・・なんか友達だけど、やだな・・・
たしかにゆうはかなりのイケメン・・・

「じゃあそろそろ席替え~」
誰くんのかな・・・?ゆうがいいけど。
「ど~もっ陸斗ッス!乃香ちゃん元気なくない?」
「いやべつに・・・」
「そ~かぁ?まっ!たのしもっ!」
陸斗君はかっこいいけどなんか足りない・・・
ゆうのほうを見るとやっぱり囲まれてる・・・
やばい・・・なんか泣きそう・・・
「あっ!ちょちょっとトイレ行ってきます!」
「うんわかった」
部屋から出るといっきに涙があふれた・・・
こんなことで泣くあたしって・・どんだけ好きなんだよ・・・
前はこんなんじゃなかったのに
ゆうがあたしの性格を変えてゆく・・・

「かえろっかな・・・・」
そうつぶやくと・・・
「なんでかえんの?」
そうゆうが言った
「っ!」
「おどろきすぎ~」
あたし今顔ぐちゃぐちゃだ・・・どうしよっ・・
「てか何で泣いてんの?もしかして陸斗なんかした?!」
「ちがう・・・・」
「じゃあなんで?」
「あんたには一生わかんない・・・」
「はあ?」
「分かるわけないよ・・・あたしの気持ちなんか・・」
伝えなきゃ伝わらない。分かってるけどかってに口が・・・
「わけわかんね~なんで逆ギレしてんの?」
「ごめん・・・」
「で?なんで泣いてるわけ?」
「いーよあたしのこと気にしないでっ・・・戻れば?・・」
「んだよ言えよ」
「いいってもういいからほんと・・・」


伝えたらあなた困るでしょ?
だから言えない・・・
なんて言えない・・
言えないことばっか・・・・
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