さようなら、あたしの初恋【続】




何も言わないあたしに聖夜は


「もういいわ。学校まで着いて行くだけ行くから、あとは適当に自分で行きな。」


と言った。



あたしだって事を気づいてない。

まぁそっちの方が有り難いけど。



「じゃあ駅長さん、そのおっさんよろしくお願いしますね。それじゃあ俺学校行きます。また。」

聖夜はあたしを痴漢してたであろう人を指さし、駅長さんに挨拶をした。


「あぁ~。ありがとな。」

駅長さんは聖夜にそう言うと、痴漢じじぃとまた話しをしだした。




< 16 / 83 >

この作品をシェア

pagetop