さようなら、あたしの初恋【続】
「……ナイデ。」
「あぁ?」
「ふざけないでって言ってんの!!」
あたしは今皆がバスにいるのも忘れて怒鳴った。
「聖夜が……聖夜が持たれてきたって言ったでしょ??何が言い訳??ホントわけわかんない。聖夜、あんた寝てたのに、分かるわけ??起きてもなかったくせに、自分が正しいって思い込むなよ!!」
「ハァハァハァ。」
あたしは息切れをしながら、ここまで言うと周りを見た。