£神様からの贈り物£(完)
「一概に悪い方向に向かっているわけではありません。
しかし、良い方向に進んでいるわけでもない。
現状を維持している状態です。
私はそれでも良い方だとは思います。」
「そうですか…。
これからもどうやって娘に接していけば良いのか、、
過保護になりすぎて縛り付けてしまいそうで…」
手を膝の上でぎゅっと握って、先生に問いかけた。
「お気持ちは分かります。
でも、彼女の好きなようにのびのびと過ごさせてあげることも大事なことです。
まぁ、少しくらい過保護な部分があって良いと思いますよ。」
最後に先生はにっこりと笑った。
「ありがとうございました、先生。
これからも娘のこと、よろしくお願いします。」
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