£神様からの贈り物£(完)




「どうして、そんな離れた所に座るの??

話しづらいから、こっちに座ったら?」




彼はそう言って自分の隣に座れと言うように、ぽんぽんと叩いている。




初対面でいきなり隣に座るのはまずいと思い距離をとっただけで、他に理由は無かったので大人しく彼の隣へと座り直した。




「あの、あなたは誰??」



気になっていたことを真っ先に聞く。




すると彼は驚いたような顔をして、私の顔をじっと見つめる。




「君は、俺のことを知らないのかい??」




そう言われて素直に頷く。




*
< 27 / 61 >

この作品をシェア

pagetop