£神様からの贈り物£(完)
「どうして、そんな離れた所に座るの??
話しづらいから、こっちに座ったら?」
彼はそう言って自分の隣に座れと言うように、ぽんぽんと叩いている。
初対面でいきなり隣に座るのはまずいと思い距離をとっただけで、他に理由は無かったので大人しく彼の隣へと座り直した。
「あの、あなたは誰??」
気になっていたことを真っ先に聞く。
すると彼は驚いたような顔をして、私の顔をじっと見つめる。
「君は、俺のことを知らないのかい??」
そう言われて素直に頷く。
*