£神様からの贈り物£(完)




「リック…?」



耐えられなくなり、小さくリックの名前を呼んだ。




「ヒナ…。
キス、したい。…ダメ?」




赤い唇を親指で撫でながら、ねだるように言った。




そんな子供のように言うリックが可愛くて、ひなはクスリと笑ってしまった。




それを見逃すはずもなく、お仕置き…と言ってひなのそれに唇を重ねた。





甘く優しい口付け。





2人はその口付けに酔いしれた。



何時までも、この時が続けば良いのにと願って。





*
< 44 / 61 >

この作品をシェア

pagetop