£神様からの贈り物£(完)
「私も…私も毎日あの場所に行く。
もう一度ここに来れる気がするの。」
「ありがとう、ヒナ。
でも、無理だけはしないで…
大切なヒナに何かあったと思うだけで、俺は胸が締め付けられる思いだよ。」
心配そうな瞳でひなを見つめる。
そういえば…
私、まだリックに病気のこと言っていないんだった。
「リックあのね、私「リック王子」
話しだそうとした時また遮られてしまった。
「マシュー…
ごめんよ、ヒナ。
何を話そうとしてくれたの??」
「ううん、いいの。
また会った時に話すよ。」
「そう、分かった。
ごめんねヒナ、ほんとにもう行かなくちゃ。
ここは簡単には入れない場所だから大丈夫だと思うけど、気をつけて。」
「うん。
またね、リック…」
*