£神様からの贈り物£(完)
いつ頭痛やめまいに襲われるか分からない恐怖もあったけれど、休むことは多くなったが学校へは行っていた。
しかし、3度目の倒れて運ばれた日医者に余命宣告をされた。
初めは両親のみが呼ばれたけど、お願いして私も同席させてもらった。
自分のことなのに何も知らないのはイヤだったから。
ちゃんと、覚悟を決めて…
「ひなさんの体は思った以上に深刻な状態になっています。
あと半年、もってあと1年でしょう。」
予想以上に短い残りの命だった。
ただでさえ、大好きな部活も辞めて、友達と遊ぶ時間もなくなったというのに、命の時間すらも私には無くなってしまうのか…
「ひなさんの為にも、より空気の綺麗に澄んだところで療養してみてはいかがでしょうか。
体もいくらか楽になるかもしれません。」
両親は先生の話を納得して、引っ越すことを決めた。
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