あの日の朱雀
第1章



「別れようか。夕空。」




大好きだった人から言われた一言。




「え…?」




黒いコートに身を包み、貴方は立ち上がる。




「なんか疲れた。じゃあな。バイバイ」




どうして?



あんなに楽しかった時間を



こんな数秒で…



貴方は終わらせていいの?

















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