あの日の朱雀




下駄箱でナツが待っていた。




「あ、おはよう!夕空!」




ブンブン手を振っているナツ。




「おはよ!」




頭のガーゼを見たナツは、全てを察して笑顔で言った。




「今日は一緒に体育サボろ!」




ナツって良い子だ。











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