あの日の朱雀




「でもよかったよ。夕空を支えてくれる人がいて。」




そう言って、落ちていた花びらを風に乗せた。




「ん。ありがとね。」




私は花びらをナツの頭にくっつけた。




「可愛い?」




顔を赤くして言ったナツ。




「最高に可愛い!!」




お互い顔を見合わせて笑った。







ナツ。



ずっと友達でいようね?
















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