あの日の朱雀



着いたのはおばさんが指していた体育館。




「中にいるよ。」




イケメンが扉を開けると、数人の生徒がバスケの練習をしていた。




「ほら。今ダンクしようとしてる…あ、決まった。」




ひときわ目立つ大きな背。



朱雀さんの姿。




「朱雀さんっ!!」




朱雀さんはピクッと体を反応させて、こちらを向いた。




「夕空っ!?」




驚いた顔をしている。


















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