あの日の朱雀



背中を押されながら、ゆっくり階段を降りる。




「夕空ーっ!早くしないと花火始まっちゃうぞー。」




リビングから朱雀さんの声が聞こえた。




「す、すぐ行くー…」




私はきの抜けた返事をした。



朱雀さん…



きっとドン引きだなー…





















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