あの日の朱雀






「お願い…夕空…」




お姉さんが頭を下げる。




「もうこれ以上…朱雀を苦しめないでっ…」










ああ。






そうか。






私がいけないんだ。







神様に許してもらわなくちゃいけないのは












あたしだ。
















< 205 / 356 >

この作品をシェア

pagetop