あの日の朱雀



「びっくりしたよ。どうしたの?」




笑顔が優しい人だ




「残念ながら、朱雀は帰ったんだけど…」




私は何も言えなかった。




「…訳あり?」




そう言った東雲さん。



私はこくんとうなずいた。




「そうかぁ…俺の家、来る?」








ドキン…
















< 219 / 356 >

この作品をシェア

pagetop