あの日の朱雀




「ナツっ!!!うわぁぁぁぁああん!!」




一番大切な親友が傍にいなくて寂しかったよ?









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「まったく。女の子2人が大声で泣いてるなんて。俺はどうしたらいいんだか。」




スーパーから少し離れたカフェ。



あれから待ち合わせに来ない私を桂馬さんは探しにきてくれて。



大声で泣いている私とナツを見つけ、ここまで連れて来てくれた。




「ごめんなさい…」



「私も…」




2人で目を真っ赤にして謝った。




「で、君は?」




珈琲を飲みながら、ナツに優しく聞く桂馬さん。




















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