あの日の朱雀




「…」



「ごめんねって…謝ってたよっ…?朱雀さんっ…」





抱きしめられる力が強くなる。





「お前が謝る事なんか何もない…」




「うっ…うわぁぁぁぁぁん!!」








泣き出す私を支える翼は



初めて会った頃と変わらない暖かさだった。

























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