あの日の朱雀







まずはお姉さん。



なんとお姉さんは、一流企業の社長秘書。



しかも社長は婚約者。



驚くべき人生をとげている。




コンコンッ




「お姉さん?おきてます?」




大抵おきていない。




「起きてるよ。」




あれ?



珍しい。



ガチャ・




「おはよう。」




ビシッと着こなしたスーツ。



黒く染められた髪の毛。



相変わらず美人な容姿。




「夕空、もうお弁当できてる?」

















< 300 / 356 >

この作品をシェア

pagetop