あの日の朱雀





ガバッ



「!?」




私の体が大きな翼に包まれる。




「おはよー。夕空。」




愛しい低い声。




「お、おはよぉ…」




でも…




「く、苦しいよ…」



「ん。知ってる♪」




もう。



強引なんだよ。



朱雀さんは。














< 305 / 356 >

この作品をシェア

pagetop