あの日の朱雀





「えっと…わ、わかんないです…」




そどろもどろにこたえる。




「別にいいのよ。先に寝てるかもしれないから、お夜食作っておくから食べなさいね。」




優しく微笑むおばさん。




「はい。ありがとうございます!」



「夕空ーっ!行くぞー!」




上から朱雀さんの声がする。




「あ、はーい!」



「気をつけてね。」




おばさんが手を振る。




「はい!行ってきます!」













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