あの日の朱雀




「ねぇ、朱雀さん。どこいくの?」




運転中の朱雀さんに尋ねる。




「内緒だよ!内緒。」




焦りながらも、笑顔を見せた朱雀さん。




「ふーん…。」




私は座りなおして、窓を見た。



外はもう星がでていた。



一番大きな星。



ふと、桂馬さんを思い出した。



今、どうしてるかな。

















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