あの日の朱雀

第27話 『会いたかった人』





ブロロロロ…





「ん…」




あれ?



いつのまにか…寝ちゃってた…?




「お。起きたな。」




横を見ると、丁度シートベルトをはずしている朱雀さんが見えた。




「…着いたの?」



「あぁ。早く降りろ!時間に間に合わないぞ。」




そう言って私の頭をぐしゃぐしゃにした。




「ーうん。」




寝ぼけながら、私もシートベルトをはずした。














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