あの日の朱雀






入り口に、イケメンなボーイさんがお出迎え。




「ようこそいらっしゃいました。紅 朱雀様。井草 夕空様。」




…ん?



どっかで聞いた事のある声…?




「どうかしたか?夕空。」




朱雀さんが顔を覗きこんでくる。




「え?あ、あぁ、なんでもないよ。」




気のせいか。



だって、この人見たことないし。




「ご案内しましょう。こちらです。」




朱雀さんと同じくらいの背丈で、私達にお辞儀する。

















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