あの日の朱雀





「計画は狂っちゃったけど、会いたかったよ。夕空ちゃん。」




ほっぺをさすりなが笑う桂馬さん。




「あ、わ、私も!会いたかった…です。」




朱雀さんが…




「もういいっ!行くぞ。夕空。」




ほら。



嫉妬深いんだ。朱雀さんは。




「桂馬っ!最後の役目くらい果たせアホ。」



「はいはい。ご案内します。」




そう言って、私達より少し先を歩き始めた桂馬さん。

















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