あの日の朱雀






「ただいまより、井草 夕空様の誕生日パーティー、そして、結婚パーティーを開催したいと思います!」




え…?



結婚…?





「司会は私、井草様に恋をした男性の一人、東雲桂馬が勤めさせていただきます!」



「余計な事いうなー!!」




会場に笑いが広がった。





「夕空。」





呆然とする私の腕を掴んだ朱雀さん。





「おいで。」
















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