あの日の朱雀




私達2人は、会場で一番高い場所にのぼった。



途中の階段には、赤いカーペットが敷かれていた。




「す、朱雀さん…」



「ん?」




優しい笑みを浮かべる朱雀さん。





「さぁ!パーティーの醍醐味でございます!新郎の紅様。どうぞ!」




桂馬さんのアナウンスが会場に響く。





















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