あの日の朱雀




私は先生の目を伺いつつ、メールを打った。




”実はね、別れた。”




そう入力し、送信ボタンを押した。



返事はすぐきた。




”嘘…な、なんで!?”




前から2番目のナツを見ると、泣きそうな顔をしていた。



人の心が分かる、良い子だ。












< 35 / 356 >

この作品をシェア

pagetop