あの日の朱雀




私は全てを話した。



そして、ふと窓の外を見た。



グラウンドにマラソンをしている男子生徒がいる。




「はぁ…」




決めた。



これが、最後だ。




私はノートの端をやぶり、ある事を書いて静かに大地に渡した。



帰ってきたメモには、”了解”の文字が書いてあった。















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