あの日の朱雀




「いや…あの…」



『ん?』




私は口が勝手に雨動いたかと思った。




「朱雀さんの声がっ…聞きたくて…。」




少し大きな声で言った。




『…そっか。今、どこだ?』



「え…が、学校…」




うまく話せない。





『じゃ、〇〇駅に来い。』



「えっ…?」



『じゃあな。』




そういって電話は切れた。



〇〇駅…



ここから15分くらいだ。














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