あの日の朱雀

第5話 『悲しい過去と愛してる』





大きめのベットと、バスケットボール。



小さなちゃぶ台のようなテーブルに、クッションが2つ。



勉強机のような物には、パソコンや書類が積んであった。



改めてみた整っている朱雀さんの部屋。




「待ってろ。飲み物取ってくる。」




そう言って、部屋を後にした朱雀さん。




バタンッ





「はぁ…」




絆創膏が貼られた膝を見る。




”おまえが俺と付き合うと、色々迷惑かけちゃうんだよな。”




まだこの言葉が胸に突き刺さる。



私とは付き合えないって事…?











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